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2006.11.30 (Thu)

ヒストリアン1・2

エリザベス・コストヴァ/日本放送出版協会
主人公に届けられる、竜の挿絵が印刷された古い本。
さまざまな冒険を経て成人した主人公が、16歳の少女時代の体験と父親の手紙、資料を基にして書き上げた体験談という設定。

読み進めていくうちに、見え隠れする吸血鬼の影。次々と移り変わる舞台。

冷戦時代のヨーロッパのさまざまな都市を駆け抜ける主人公の少女、若い頃の父、父親の恩師。物語が進んでゆくうちに少女の母親や、その母親の父、先祖が明らかになってゆく。
物語自体はホラーと歴史物、どちらにしても少し中途半端な気もするが、ヨーロッパの歴史にうとい私には新鮮だった。あまりよく知らない国の冷戦時代の描写も興味深い。
本の描写はかなり細かく、図書館の特別室で、古い希少書、未整理の古い本が無造作に積み上げられた書斎などたまらないシチュエーションが続々登場。
物語中に登場する本は実在・架空問わず魅力的なタイトルで、思わずリストを作ってしまった。
いぶし銀のような魅力の本だった…。
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