2007.12.21 (Fri)
イラクの中心で、バカとさけぶ
橋田 信介/アスコム還暦を過ぎても現役だった戦場カメラマン・橋田信介さんのイラク取材記。
彼は不肖・宮嶋茂樹さんの上官であり、漫画家・西原理恵子さんの夫、故・鴨志田穣さん(2007年逝去)の若き日の師匠でもあった。
行き来不可能になった国々を(悪)知恵、決断力、交渉力、資金力、組織力、人脈、運、自分の持てる限りの能力をフル稼働させ、一攫千金を狙って戦場を渡り歩くジャーナリストたち。
(日本人から見れば)ボッタクリ・不誠実な行動・嘘の繰り返しの日常、負傷した同胞が苦しんでいる病院から薬や機材を略奪、あるいは自分たちが行った虐殺で国に帰れず難民生活を続ける戦場の人々。
あくまでも橋田さんの視点から見た戦場なので、彼の私情に流されないように気をつけながら読まないといけないが、あんまりな状況で「コイツラ、もうどうしようもないヤツラや!」という悲鳴のような、心の奥底からしぼり出すような叫びは、ズキンと心に響く。※2004年5月、橋田さんはイラク・バグダッドで甥とともにテログループらしい武装集団により殺害。ご冥福を祈ります。
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